放送大学 健康のしおり −運動をする楽しみ− より
東京大学名誉教授 放送大学客員教授 宮下充正
それまでは元気に歩いていた人が、骨折とかその他の病気で入院すると
たちまち歩けなくなり、移動するのに車イスが必要となる例を
見たり聞いたりした人が多いでしょう。
入院してベッドに寝たままの状態にされると、数週間の間に立って移動するときに
活躍する筋肉は、急速に萎縮して萎えてしまうのです。
とにかく、電車、自動車、エレベーター、エスカレーターなどの移動用機械は、
人々から足を使って動くという機会を減少させました。
また、耕運機を代表とする農機具の普及をみるまでもなく、多くの職業で省力化、
機械化が進み、仕事をするのに力強い大きな筋肉を使う必要性がなくなっているのです。
全身の運動はエネルギー代謝を活発にして、呼吸循環系機能を活動させます。
だから、逆に日常生活において運動不足になると、生活習慣病といわれている
慢性の病気にかかりやすくなるのです。
(原文のまま)
健康太極拳指導士
スタビライゼーション・インストラクター 土田晶子

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