「動くなんてとんでもない」ではない

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    痛みについて:世界の記事から

        
「動くなんてとんでもない」ではない

      
2005年1月26日 Medical News Today  記事

解説〉

線維筋痛症やその他の慢性的な痛みをもつ人たちの多くは、からだを動かすことが痛みをよりひどくするだろうと恐れています。しかし、最近の研究成果は、自分で考えているよりももっと活動的にしてもよいかもしれないことを示唆しています。

 行動計による調査では、
患者と健常者とのあいだに、普通のレベルの行動については、その行動量に違いはありませんでした。とても激しい運動(階段を駆け上がる、何マイルも歩く、エアロビクスをする、など)については、健常者よりも少ないようです。

 患者は、身体活動後にからだの調子が悪くなったり、痛みがひどくなったりすると自己申告します。しかし、痛みを大変に悪化させる激しい活動の面だけが頭に浮かんで、痛みを悪化させない程度の活動については申告しません。

 これらのことから、患者自身は自分が思っているよりも実際にはよく動いているということがわかり、また、
普通のレベルの動きでは痛みは増悪していないということがわかりました。

 ミシガン大学の慢性痛・慢性疲労研究センター、Dan Clauw医師は次のように語っています。
 今後の研究課題は、どの程度の活動までが痛みを悪化させないかという点です。
運動と活動は、患者の健康に欠くことのできないものであり、私たちの今後の研究によって、より高い身体活動でも痛みを増悪させないことを証明します。

(文責:山口 佳子)

「山口佳子、熊澤孝朗:愛知医科大学痛み学寄附講座ホームページより」


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しましたのはスタビライゼーション・インストラクター 土田晶子(リンク)です
                   健康太極拳指導士